行政書士に仕事を依頼される際に個々の報酬額が異様に高い事務所や異様に
安い事務所を見たことがある方もいらっしゃるかと思います。
この原因として考えられるのが行政書士の特殊性にあります。
行政書士は行政書士試験に合格すればなれるのですが、この行政書士試験の
内容は行政書士の実務とかけ離れています。
そのため、行政書士試験に合格しても行政書士の仕事の内容は分かりません。
また、行政書士は単独個人事業者が多く、新規に行政書士を雇えるような
事務所は少数で働きたくても働き先がなかなか見つかりません。
ですので、司法書士や弁護士といった他の士業のように他の事務所で修業して
から独立みたいなものでなく、即未経験のまま開業みたいな方も多いのが
行政書士です。
さらに、たちが悪いのが行政書士の業務範囲は非常に広く、行政書士のベテラン
でさえ、やったことない業務は多数あります。
このような状況で開業するため、新人の行政書士はそもそもやったことのない
業務の報酬を提示することになります。
やったことがない以上はその業務がどの程度の作業量でどの程度の難易度かも
分からず、報酬額が異常に高いかけ離れたものとなっている場合や逆に異常に
安いものとなったりしている場合があります。
もちろん、ある程度有名な業務は他の行政書士を参考にして決めることもあると
思いますが、行政書士の目にする報酬がまた別の新人が作った報酬だったり
するのででたらめな報酬額になることがあります。
また、ベテランでさえあまりやらない業務の場合は、なおさらぐだぐだな
金額となる可能性が高まります。
ベテランの場合は、新規の業務でも通常は類似の業務や推定作業量を想定して
金額を決定しますが、新人の場合は、それらが全くない状態で報酬額を
決めなければいけないからです。
以上のように行政書士報酬がぐだぐだとなる理由の一つをかかせて
いただきましたが、行政書士の報酬がぐだぐだな理由Aについては、
次回以降に記載させていただきたいと思います。
大阪府大阪市東淀川区瑞光1−3−12
明徳ビル205
司法書士・行政書士 よどがわ事務所
TEL: 06-6326-4970
URL: http://shiho-shoshi.asia/
2018年07月05日
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