2018年07月13日

士業の値下げ競争の行方

たまに行政書士や司法書士等の士業の業界で新人の方などが仕事を
獲得するために報酬を安くして誘導してけしからんみたいな話を
きくことがあります。

けしからんという人の見解は不当に安い報酬を提示すると業界全体の
報酬が下がり、ひいては自分の生活基盤もなくなるということで
批判されているのかと思います。

確かにおっしゃることはもっともですが、基本的にはそのようなものは
ほっておけば勝手に調整されるものだと思われます。

なぜなら、司法書士や行政書士の仕事というのは報酬を安くしたから
といってその分だけ仕事量を獲得できるわけではなく、仮に安い報酬
で誘導しても最終的に経営が成り立たなくなるからです。

例えば、10万円が相場の業務について新人が1万円の報酬で
業務を受託したとします。

10万円の相場の業務というのは当然、時間的負担や仕事量・責任
その他の意味合いで10万円とされているわけですから1万円で
受任すると当然いろんな意味で赤字です。

士業というのは固定給料がないわけですから仮に一日一万円の
売り上げを平日であげたとしても20日働いて20万円、そこ
から社会保険料や事務所家賃等経費を差し引くとまともな
生活ができません。

10万円の相場の業務といえば、当然1日ではできない業務だと
思われるので、その時点で経営が破綻しております。

また、1万円で業務を受任すると他の10万円で業務を受任する士業と
比較して同じ売上をあげるのに10倍働かないといけません。

ですが、報酬を10分の1に減らしたからといって士業の業務の関係上
10倍に増えるわけではありません。
また、報酬額が安いと時短のため、仕事が雑になりやすく、事務所
運営の存亡にかかわるような大きなミスをおこしやすくなります。

そういったことから結局、報酬を不当に安くしたとしても最終的には
廃業するか報酬を適正価格に戻すしかない状況となります。

実際、行政書士の場合は、安い報酬のホームページがあっても
知らない間に廃業して消えているというのもよくあります。

廃業が増えれば当然に報酬ももとの適正な位置に戻ると思われます。

仮に廃業者が増えたにも関わらず、もとの適正な位置に報酬が
戻らない場合は、売れ残りの商品と同じで世間的にみてその
業務はいらないものだったということになります。

尚、最近は、最初の導入の金額提示部分では安いのですがあとから〇〇加算
という形で追加費用を請求され、結果的に相場と同じかそれより高かった
みたいなこともあるようです。
よくセールでみるような最大80%オフみたいな釣りです。
80%オフの表示で店に入ったらほとんどが10%オフかセール除外
だったみたいなことはよくあることです。

大阪府大阪市東淀川区瑞光1−3−12
明徳ビル205
司法書士・行政書士 よどがわ事務所
TEL: 06-6326-4970
URL: http://shiho-shoshi.asia/
posted by よどがわ事務所 at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務と無関係
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