最近の不況下ではもうけ話的な悪徳商法も次々出現してくると思われますが、
今回はどんな手口があるのかをイメージがわきやすいように紹介させて
いただきます。
@悪徳商法の手口例〜内職商法
内職商法というのはたとえば、数万円程度の利益が毎月あがるという微妙な報
酬を提示して仕事をやる人を募集する商法をいいます。
1億もうかると書くとあまりにうさんくさいので、月数万円程度もうかるという
あり得そうな金額を提示して仕事を勧誘するわけです。
こういった内職商法は事前に内職するための機材が必要だとか登録保証金みたいな
ものが必要だといって仕事を始める前に数万円から数十万円の金銭を要求します。
最初から金銭を要求してくる時点でかなり怪しいわけですが、何回か仕事をしたら
もとがとれるだの、保証金なので何回か後に全額返還するだのといったもっとも
らしい説明でだましてくるようです。
内職商法にひっかかった場合、たいていは仕事を完成させても仕事の出来が悪いと理由を
つけて報酬を支払ってくれないか、報酬を支払ってくれなくて事業主が逃亡するか、
そもそも仕事がこなかったりなど、さまざまな理由で報酬が支払われず、結局、
事前に支払った登録保証金等だけ損をする羽目になります。
ちなみに、この種の内職商法は仕事の勧誘時に丁寧に詐欺じゃないかなどの質問に
回答するところもありますが、詐欺師に詐欺かと質問しても「はい、そうです」と
答えるわけはありませんので、いくらもっともらしい勧誘であっても最初に
お金を要求してくる仕事にはくれぐれも気をつけましょう。
A悪徳商法の手口例〜デート商法
デート商法とはたとえば、男性は女性が、女性には男性が恋人風に装って
何かものを買わせたりする商法です。
電話で会わないかとさそってきたり、街中や居酒屋等で偶然を装って声をかけて
きたりなど知り合うきっかけは様々ですが、最終的には宝石店やその他の店員を
やっているということで商品を購入させられます。
こんなあからさまなものにひっかかるものなのかと疑問に思う方もいるかと思いますが、
最初のうちは商品の販売もなく、仲良く話しているので、相手に情が移ってある程度の
信頼状態が生じていることから買わされてしまうようです。
とりわけ彼氏や彼女が長期間いなかった方などは異性に慣れてないのでだまされている
ことに気づかないことも多いようです。
だまして購入させる理由としては、
販売ノルマが厳しくて困っている
自分のデザインしたものが売れなくて困ってる
などなどいろいろとありますが、
商品をクレジットを組んでプレゼントしたいが、社員はクレジット購入ができないので
まずはあなたがクレジットで買ってほしい、あとでお金を渡すというような自分が
商品を購入したと認識を持たないような方式のだまし方もあるようです。
いずれにしろ、商品購入後は相手と連絡がつかなくなるようで、だまされた後の
ショックは大きいようです。
皆さんも恋人同士でノルマがあるので物を買ってほしいなどの金銭の話が出た際には
くれぐれも気をつけましょう。
B悪徳商法の手口例〜アンケート商法
アンケート商法とは街中等でアンケートをかかせて最終的に商品等の勧誘などを
行う商法です。
アンケート商法の手口としては暇そうな男性に若い女性が親しげに話しかけて
アンケートをとり、店かどこかに連れて行って商品などの購入をさせる場合や
景品があたることでつってその場で個人情報の取得やなんらかの勧誘を行う
など多岐にわたります。
街中で見知らぬ人にアンケート名目等で話しかけられた場合、安易に対応すると
悪徳商法被害にあう可能性がありますのでご注意ください。
尚、街中のアンケートといっても全てが悪徳商法であるわけではなく、普通の
商品などがもらえるアンケートであることもあります。
これらとの見分け方は一概にはいえませんが、アンケートに住所や名前等の個人情報を
記入する必要がある場合や別の建物の中に誘導するようなものは主催者等から安全で
あると明確に判断できるもの以外は避けた方が無難だといえます。
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